保険の制約を受けない歯内治療（治療費￥35,000~120,000）
歯の神経（歯髄）をとったり、歯髄をとった歯に膿が溜まったりした時に行う治療が歯内治療です。
基本的に保険診療で行いますが、保険診療で認められた方法や使用材料では治すことができない場合は、あきらめて歯を抜くことになってしまいます。
例えば、保険適用されない材料を使用する場合は、その後の治療を含め自由診療になります。
歯根の先まで根管という歯髄の通り道が複雑な迷路のようになっています。
その空間をすべて清潔にし、隙間無く充填してはじめて安定した状態が得られます。
狭くて暗いお口の中でこんな精密な治療を完璧にやり遂げることはとても難しいことです。
歯科用CTとマイクロスコープを用いて複雑な根管形態を把握し、ラバーダム防湿というゴムのシートを歯に装着して治療中の細菌感染を防止した状態で治療することにより成功率が向上すると考えられます。

歯内治療メリット・デメリット

メリット
・最適な道具や材料を使用するため治療の成功率が上がります
・CBCT，マイクロスコープを使用しラバーダム防湿下で処置を行います
・治療回数が少ないです

デメリット
・歯根に破折，亀裂がある場合は治癒しない場合があります
・治療時間が長くなります（1時間30分〜2時間）